Encourage Super Station
システムの監視から問題の追跡、復旧に至るまでのコラボレーションを支援し、インシデントライフサイクルを管理
Encourage Super Station(ESS)は、監視から問題の追跡、復旧までの一連の管理業務を効率化することで、サービスレベルの向上とコスト削減を両立させるためのさまざまな機能が盛り込まれています。
監視と問題検知
業務システムやネットワークに対して問題がないか監視を行います。
影響範囲と原因分析
問題を検知すると、業務システムとして、どのような影響範囲が想定されるか、あるいは実際に影響を受けているか特定し、利用者に問題発生を連絡します。また、問題が発生している監視対象とそれに関連するリソースにアクセスして状況を把握し、発生したメカニズムと原因を探り出します。
復旧作業と記録
原因を特定し、原因を取り除くための復旧措置を検討して、最適な措置と手順を適用します。また、この間、問題発生から復旧までの対処を監査証跡として記録するとともに、今後の対策を検討します。
エージェントレスで異種混在環境の統合監視を実現
ESSは、エージェントレス型の監視を実現するESSリモートコレクタを配置するため、監視対象システムに対してエージェントを常駐させる必要がありません。エージェントレスであれば、導入時の検証作業が軽減されるだけでなく、エージェントのインストールに伴うシステムの再起動やバージョンアップに要する作業など、既存のシステムに対して与える影響を最小限に抑えることができます。こうしたメリットから、対象数の多いシステム程、ESSの導入によって大きなコスト削減効果が期待できます。
ESSの導入効果
企業内システムの現況を即座に把握可能
ESSは、様々な運用管理ツールからイベント情報を収集する、またはESS独自の標準プロトコルを用いた監視方法を実施することで、企業内で発生しているシステムの例外事象やトラブル、パフォーマンスの悪化を即座に検知し、通知することができます。
例外事象の原因特定を支援
ESSは、運用のノウハウにより蓄積された知識、またはシステム開発時の仕様から、システムの依存と影響の関係を設定することができます。イベントが発生すると、ESSは自動的に影響範囲と原因可能性範囲を表示し、管理者が原因を特定することを支援します。
管理者が取り組むべき問題を明確化
ある例外事象(トラブル)によりもたらされるイベントは、非常に大量になることがあります。大量のイベント発生により、最も懸念されることは、他の重要なイベントが大量のイベントに埋もれてしまって見逃されてしまいがちである、ということです。
ESSは、重要なイベントにはその上位に「インシデント」という概念を導入し、ある依存関係の中に含まれるイベントは全て特定のインシデントに自動的に関連づけます。このことにより、複数の重要なイベントが全く別のシステムから発生した場合、個別のインシデントが作成され、管理者はインシデントベースで問題の解決に注力することが可能となります。
セキュアで確実なリモートアクセス手順を利用
ESSは、コールバックモデムの考え方をアプリケーションに導入し、セキュアなインターネットを使用したリモートアクセス手順を提供しています。このことにより、ファイアウォールの穴開けやネットワーク構成の変更、プロキシーサーバーの利用ポリシーなど変えることなく、インターネット上のどこからでも必要な遠隔操作が可能となります。
計画停止時の作業負荷を抑制
ESSは、サイト(お客様)、ノード(サーバー)、エレメント(監視項目)の単位で、一定時間の監視を抑制することができます。サイト管理者またはサーバー管理者が計画停止時間を設定することにより、その時間帯のイベントは「受信するが通知しない」モードになります。時間帯が過ぎれば自動的に通常監視に戻りますので、設定の復旧作業やイベントの見逃しは発生することがなくなります。
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