ESS REC 5
システム操作証跡 点検・監査ソリューション
ESS REC バージョン5(オンプレミス版)は、2025年3月31日を以て新規のお客様への販売を終了いたしました。
今後は後継バージョンである「ESS REC 6」をご検討いただきますようお願いいたします。
尚、既存のお客様の追加ライセンスご購入については2025年4月以降も引き続き可能です。
また、ESS REC 5のクラウド版「ESS REC Cloud」は引き続きご提供しております。本サービスの概要と特長については以下をご参照ください。
ESS RECとは
ESS RECは、コンピューターの操作をデスクトップの録画とテキストログで詳細に記録し、高いトレーサビリティを提供することで、システム管理業務における誤操作・不正操作の抑止・即時発見および再発防止を支援するソフトウェアです。いわば、コンピューターに仕掛けるソフトウェア監視カメラです。
ESS RECの管理コンポーネントをクラウド提供するクラウド版(ESS REC Cloud)を提供しています。
ESS RECの仕組み
ESS RECは、監視対象のコンピューター(クライアントまたはサーバー)にユーザー操作を監視・記録するエージェントプログラム、記録データを受信する管理サーバーで構成されます。
さらに、記録データをもとに監査レポートを生成するコンポーネントを配置することで、監査レポートの出力が可能となります。

豊富な導入実績

ESS RECは同様の機能を有するソフトウェアの市場 (※1) のなかで10年以上トップシェアを維持。また、別の調査では占有率60%以上 (※2)のベンダーシェアを獲得しています。
※1出典:内部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望 2023年度版【サイバーセキュリティソリューション市場19版目】デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社 及び同社における過去の調査結果
※2出典:株式会社富士キメラ総研 「デジタルID/認証ソリューションビジネス市場調査要覧 2024」(証跡管理ツールベンダーシェア、2023年実績)
機能
動画とテキストによる克明な操作記録
ESS RECは、システム操作を行っているデスクトップの遷移を動画形式で取得するとともに、ユーザー操作に関連する23種類ものコンピューター動作のテキスト情報を取得します。
このように克明な記録を取得しますので、ユーザーによるシステム操作とコンピューターの動作が正確に再現可能です。


※クラウド版はWindows版のみのご提供となります。
リアルタイム検知とアクション
あらかじめ定義されたルールに基づき監視、条件を満たすとメール送信や画面ロックなどのアラート(アクション)を実行可能です。


※クラウド版はWindows版Agentのみのご提供となります。Syslogへの出力は対応していません。
カメラセンサーによる顔検出
ESS REC 5のカメラセンサーは、コンピューターの内蔵カメラ、外付けカメラデバイスで撮影するカメラ映像を一定間隔で取得し、記録データとして保存します。
カメラセンサーは人の顔を検出することができ、一定時間顔が検出されなかったり、複数人の顔を同時に検出したりした場合に管理者にメール送信するなどのアラート・アクションが実行可能です。
重要なシステムに対する特権を用いた操作は必ず2人組で行うルールを敷いている場合には、本機能を用いることで2人組操作の徹底度合いを確認することが可能になります。

監査を容易に
取得した操作証跡は、専用ツールを使用することでチェック・監査が可能です。
レポート作成コンポーネント(REC Auditor)を使用すると、記録データの分析結果を操作証跡監査レポートとして出力、より俯瞰的なシステム操作の点検監査が可能です


システム要件
構成コンポーネント
ESS RECは4つのコンポーネントから構成されており、「記録」「蓄積」「報告」「監査」の各機能をご提供します。REC Cloudは、REC Agent以外をクラウド提供します。
REC Agent(記録)
クライアントPCやWindowsサーバーにインストールし、操作内容に対して記録・監視といった、必要なアクションを実行します。 また不正操作や誤操作とされるものを、あらかじめ検知ルールに設定しておき、検知した時点で記録を開始し、かつ管理者に通知することもできます。
REC Server(蓄積)
REC Agentが取得した記録データを蓄積します。データは公開鍵で暗号化され、管理者が持つ「秘密鍵」でのみ復号化できます。
REC Auditor(集計・分析・レポート)
REC Serverに蓄積された記録データから、あらかじめ設定したセキュリティポリシーに違反する行為を抽出し、レポートを自動生成します。REC Auditorで生成されたレポートを利用することで管理者による点検・監査の負荷を大幅に削減します。
REC Administrator(点検・監査)
管理者用GUIで、記録データの暗号化・復号化を行う鍵の作成、記録データの再生、レポートの閲覧とともに、記録方式や記録ルールの設定、Agentが取るべきアクションの設定が出来ます。
システム要件
REC Cloud Agent稼働環境
Client Edition | Microsoft Windows 8.1, 10, 11 |
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Server Edition for Windows | Microsoft Windows Server 2012, 2012 R2 Microsoft Windows Server 2016 Microsoft Windows Server 2019 Microsoft Windows Server 2022 カメラで撮影した画像を取得する場合にはMicrosoft Media Foundationが必要です。 |
VDI Edition | 実導入する仮想デスクトップ方式やクラウドサービスの環境に拠ります。 仮想デスクトップ環境・DaaS環境における弊社製品の対応につきましては、弊社Webサイトをご参照ください。 |
- 英語版もございます。各OSの対応エディションについては、お問い合わせください。
- Windowsプラットフォームでは.NET Frameworkが必要になります。必要となるバージョンの詳細については弊社までお問い合わせください。またServer Core、Nano Serverでは動作しません。
- Windows10, 11のサポート対象バージョンを含む各OSの最新のサポート状況については弊社までお問い合わせください。
- ハードウェア要件に関してはご利用環境によって異なります。詳しくは弊社までお問い合わせください。
- 旧バージョンの動作環境については、弊社までお問い合わせください。
- 本ソフトウェアは、ユーザーの機密情報に対する不正アクセスを完全に防止するものではありません。
- 従業員のみなさまのプライバシーを尊重するため、本ソフトウェアの導入時には事前告知されることをお勧めいたします。
- 本ソフトウェアは改良のため事前に告知することなくバージョンアップすることがあります。
- 本ソフトウェアに使用されている一部の技術は特許取得済みです。
- ESS RECは、エンカレッジ・テクノロジ株式会社の商標または登録商標です。
- Microsoft, Windows, Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
- IBM, AIXは世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。
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